債務整理をしたらETCは使えなくなりますか?
高速道路利用料金のETC割引が始まったせいか、最近は「債務整理をしたらETCは使えなくなりますか?」という質問を受ける機会が多くなりました。
この点につき、私なりの解釈を述べさせていただきます。
まずは、次のような場合分けが必要になります。
- 既にETCカードを発行しているクレジット会社に対して債務整理を行う場合
- 既にETCカードを発行しているクレジット会社を除いて債務整理を行う場合
- 債務整理の後にクレジット会社に対してETCカード発行を申し込む場合
1.既にETCカードを発行しているクレジット会社に対して債務整理を行う場合
私の経験上、すぐにETCカードが使えなくなることはないようです。
ただし、司法書士や弁護士がクレジット会社に対して債務整理の受任通知を送付した場合、当該クレジット会社からはクレジットカードとETCカードを返却するように求められます。
当然ながら、ETCカードを返却してしまえばETCは使えなくなります。
2.既にETCカードを発行しているクレジット会社を除いて債務整理を行う場合
この場合も、すぐにETCカードが使えなくなることはないようです。
ただし、一部の債権者に対して債務整理を行うことによってブラックリスト扱いにはなってしまいますので、既存のクレジットカードやETCカードが更新されることはないと考えられます。
つまり、ETCカードを発行しているクレジット会社(仮にA社)を除いて債務整理を行う場合、しばらくA社のETCカードを利用してETCを使うことはできるものの、A社のカード更新の時期が来れば新たなETCカードは発行されず、ETCは利用できなくなると考えられます。
また、A社が定期的に信用情報をチェックしている場合、更新時期の前にETCカードの返却を求められる場合もあり得ます。
3.債務整理の後にクレジット会社に対してETCカード発行を申し込む場合
周知のとおり、債務整理を行うことでブラックリスト扱いになってしまいますので、その後しばらくの間はクレジットカードを発行してもらうことはできません。
クレジット会社の発行するETCカードは、あくまでもクレジットカードの機能の一部でしょうから、クレジットカードが発行されない以上、ETCカードも発行してもらうことはできないと考えられます。
どうしてもETCカードを利用したい場合には
どうやら、クレジットカードを用いないETCカードも存在するようです。
最初に預託金が必要になるようですが、どうしてもETCを使いたい方は検討の余地があるかもしれません。
⇒ ETCパーソナルカード(Wikipediaにリンク)


