そして最もポイントとなるのは、「借金の現在の約定残高をいかに完済するか」という点です。
おまとめローンも一つの完済方法ではありますが、金利が発生するデメリットがあります。
この点、限られた条件下ではありますが、新たな金利負担が発生しない方法がないわけではありません。
順次完済・解約し、順次過払い金返還請求をする
おまとめローンに頼らない方法とは、A社から過払い金を回収し、これを元手にB社の借金を完済・解約し、次にB社から過払い金を回収し、これを元手にC社の借金を完済・解約し、次にC社から過払い金を回収し、これを元手にD社の借金を完済・解約し・・・・・・と繰り返していく方法です。
当事務所の依頼者の中にはこれを実践し、ブラック扱いにされずに過払い金を回収した方が数名いらっしゃいます。
順次完済の方法の問題点
改めて言うまでもなく、最初のA社の借金を完済しなければなりませんので、このための原資の確保が最大のポイントになります。
また、最初に完済する会社の選定を間違ってしまうと、A社から過払い金を回収したものの、B社を完済するには金額が足りない・・・ということになりかねません。
そのため、事前に取引履歴を取り寄せ、発生している過払い金の額や完済の順序について計画を立てておかなければなりません。
また、そもそも発生している過払い金の額が全体的に少ない場合には、順次完済することができません。
もう一つの問題点・・・過払い金回収手続中の返済継続
順次完済の方法を取る際に気をつけなければならないのが、過払い金の回収手続期間中(完済までの期間中)は通常どおりの返済を続けなければならない点です。
そもそもブラックを避けて過払い金を回収するために順次完済という周りくどい方法を取るわけですから、返済を怠ってブラック扱いになってしまうことは避けなければなりません。
もちろん、過払い金回収手続中に払ったお金は後日回収できますので、最終的な金額の面で損はしませんが、返済継続期間は家計に負担を与えることは否定できません。
順次完済・解約して過払い金を回収していく方法にはいろいろと条件や問題点がありますが、過払い金の発生が見込まれる事案で、かつ、ある程度まとまったお金が用意できる方は試す価値があると思います。


